COLUMN会長のひとりごと

第19回 ーPrime Time Sportsー

今回は、このひとり言にたびたび登場する私の友人Esteve Calzadaの経営する会社、Prime Time Sports社について。
Esteve自身、勿論クレであり、ソシオであり正真正銘のベルセロニスタ。かつてのバルサのMarketing Director(初代)であり、これも以前に書いが、バルサにマーケティング思想と手法を根付かせた本人。フットボール業界ではよく知られた男だ。(Show me the money! と言う書籍の著者。日本語訳も出ているから読んだ人もいるかと思います)
いわゆる選手のマネジメント(代理人)とマーケティングを生業にする業界屈指のプロ集団だが大物選手とはあえて契約せず、若い選手との契約を多く抱え(青田刈り)マネージメントをしている。
名前は言えないが、今のバルサBの多くのカンテラ選手はここと契約している。

決して大手ではない。大物を抱えると、(それだけで喰ってはいけるが)それだけに集中する事になり、タレント発掘やビジネスとしての肖像権管理や、スポンサー探しイベント企画等のマーケティング・営業活動が出来にくくなり本来のスポーツマーケティングとしての面白みがない。。。というのが彼の主張。

でも、これ正しいな。
このひとり言シリーズの第十回『Adios Legend達』で書いたような事はできないし、こういうのがスポーツマーケティングの醍醐味だから。

さて、このPrime Time Sportsが発行しているメルマガがある。不定期発行だが、毎度私に送られてくる。
完全に業界ネタの『どの選手がどの企業をスポンサーをつけた』『どの企業が誰をイメージキャラにした』等々。でもそれぞれの企業のBRAND戦略が見えたりして、フットボール好きに限らず、マーケティング視点でのビジネスケーススタディとしても普通に面白い。
将来スポーツマーケティングを勉強したい、又はそういう職業に就きたいという人には非常に役に立つだろう。
私自身が今勤めている会社でそのような戦略策定に関わる事が多いのだが、企業がある特定のスポーツチーム、選手を活用する場合に、その目的が販売促進活動なのか、ブランドイメージ向上なのか、又はシンプルにCSRの一環なのか?単純にオーナーが好きだから!と言うのがあるが、それでもやはり大義名分があり、それぞれに、ロジックとシナリオが必要でその構築過程には(こじつけがあったりして)各企業の性格や特徴、狙いが見え隠れし、そこを勝手に想像するのが面白い。当然利益の出ている企業がサポーターになる事が多くなるので今、どういう業界が景気が良いのか。等もよく観察すると見えてくる。

そういう見方以外にも、単にミーハー的に、えっそうだったの?的なNEWSもたくさんある。
フットボールを肴にする酒席での話のネタにはもって来いだ。(真面目に仕事しているEsteveには申し訳ないが。。)
そして、これに加え年に2度程、選手の移籍市場情報も送られてくる。これはとにかく、生々しい。
誰がいくらの価値があるのか。これをSOCCEREX(業界では著名データ)という客観的なデータを使って選手が価格別にリストアップしてある。この情報を見ながら、誰がどのクラブに移籍するのか、したのか等々をみていると本当に面白い。特に若手選手の市場価値・将来価値などを知ると、これからまた違った形でのゲーム観戦が楽しめる。
Esteveにこの面白ネタをPBJメンバ限定でシェアして良いかと、聞いたところ、何とOKが出た。
勿論、Esteveは私がPBJの会長である事は知っているので、同じクレとして『転送禁、閲覧以外の目的使用禁止』という条件付きだが、それは信頼できるPBJのメンバ。皆さんと共有出来る事になった。
これは発行の都度、会員限定アクセスのPBJのHP上または会員限定メールマガジンに掲載する事にする。

前回も書いたが、我々PBJが『目の肥えた素人』になるべく、業界裏情報もたくさん取り入れ、野次馬的に フットボールを楽しんでいただければと思う。