COLUMN会長のひとりごと

第22回 ー夢のような一週間ー

CWC優勝と言う、この上ないタイミングで果たせた四年越しの約束。
少し大げさな言い方だが、あの”歴史に残る”レセプションはバルサクラブ史の中で、また日本のクレ達の中 でもずっと語りつがれるに違いない。

我がバルサが見事クラブワールドチャンピオンになった。この一週間は日本のクレにとって本当に夢の様な時間だった。
特にペーニャのメンバーは非公開練習見学に始まり、土曜日の盛大なクラブレセプション、そして昨夜のFINAL。。。とまさにバルサ漬けの一週間だった。私も随分バルセロニスタ歴は長いが、これ程までに濃~い時間はこれまでに経験したことがない。
中でも、土曜日のレセプションは非常に印象深かった。 私自身、イベント中は完全にテンションが上がっていて、実は余りよく覚えてはいないのだが。。。 少しだけクレの皆さんに、この素晴らしいイベント実現に至る経緯をお話したい。

事の発端は2011年のCWCで負傷したvilla選手を元気付けようとペーニャで集めた千羽鶴を持ってバルセロナを訪問した時。
image01
その時、一日中私をアテンドしてくれた副会長のJordi Cardoner氏から、『これまでにどのBIGクラブもやったことが無い様な大きなイベントを日本でやりたい。日本のクレ達と触れ合いたいんだ』と提案があった。
時は震災直後でもあり、バルサとしては何らかの方法で日本のクレ達を元気付けたいという思いもあったのだと思う。 ご招待いただいたマシアのキャンティーンで朝食をとりながら、いつか必ず実現しよう!と約束を交わした。

そしてそれから四年。

今年は我々ペーニャの10周年記念の年でもあり、CWC来日時に何かイベントをやりたいとバルサに申請した。 普通、ペーニャイベントというのは各団体の設立周年記念などの名目で行う事が多く、その際にはバルサは必ず幹部又はスタッフ、 規模に応じてはOBレジェンドの派遣などサポートをしてくれる。ペーニャをファミリーの一員としてみてくれるバルサの温かい対応だ。
いずれにしてもこれらのイベントの基本はペーニャ単独での企画というのが慣例である。しかし今回は違った。CWCという一大イベントのタイミングとバルサにとってはとても大切な場所、日本。。。そして四年前の約束。
バルサ側から、今回はPBJとFCBとの共同企画・ 開催という形にしたいという異例の申し入れがあった。

そして、この添付の連名招待状を日本のクレに送ろうとバルサから提案があった時、私は正直目を疑った。
image01
image01
バルサの会長、副会長との連名とは、役不足どころの騒ぎではない。随分と悩んだ。日本のクレ達から、一体お前は誰なんだ?と。
しかし、これがバルサの日本に対する愛情あふれる心遣いの表れだと、割り切ってこのありがたい提案を受け入れさせていただいた。
感謝と申し訳のない気持ちでいっぱいのまま、皆さんに送付したのだ。

度重なるバルサとの事前打合せの結果、今回はあえて余興等を入れず、開会の挨拶が終わったら全くのフリータイムにしようと決めた。
もしかしたら全く白けてしまうのでは?という心配の声もあった。しかしそれは完全に杞憂に終わった。
イベントではクレ達が驚くほどの積極的な態度でバルサの幹部やレジェンドOBのベレッチ氏らとコミュニケーションをとっていた。 まさにCardoner氏の望んでいた『日本のクレ達とのふれ合い』がそこにはあった。そしてあっと言う間に時間が過ぎていた。
私自身はイベントが始まり壇上に立ち、四百人ものクレの皆さんの顔を見ながらイムノの熱唱を聞いていたあの時間をきっと一生忘れないだろう。 ずっと鳥肌が立ちっぱなしだった。

CWC優勝と言う、この上ないタイミングで果たせた四年越しの約束。
少し大げさな言い方だが、あの”歴史に残る”レセプションはバルサクラブ史の中で、また日本のクレ達の中 でもずっと語りつがれるに違いない。
image01
image01
イベント後の夜のレセプションでは、ほとんどのバルサの幹部の皆さんからGràciesとFelicitats(おめでとう!)と声をかけられ、握手を求められた。
何故Gràciesなの? バルサからすると、こんなにバルセロナから遠くにいるファミリー達がこれ程の情熱を持ってバルサを思ってくれている事に対する感謝のGràciesなのだ。そしてこのイベントの成功をおめでとう!日本のクレ、ペーニャは本当にすばらしいね!とねぎらってくれたのだ。本当に胸が熱くなった。
勿論、バルサにとっては優勝したことが何よりのお土産だが、選手だけではなく、会長以下幹部、スタッフの皆さんも日本のクレ達との忘れられない思い出をお土産にバルセロナに帰ることと思う。
日本のクレの皆さん、ソシオの皆さん、そして我がペーニャのメンバー!本当にありがとうございます。 バルサには日本の「おもてなし」をしっかりと感じて頂くことができたと確信しています。 Moltes Gràcies Cules!!!
今、今年最後のひとり言をシンガポールへの帰国の羽田ラウンジで書いている。怒涛の一週間が過ぎて、またこれから現実に戻るのか。。。 (悲) しかし、今のバルサの圧倒的な強さを観ていると、来年もまた日本に戻って来そうな気がしてならない。
来年は日本開催最後のCWC。 ファミリーとしてバルサに再会できる様、皆さん、ペーニャの活動を更に広げてサポートして行きましょう!

少しだけ早いですが、皆さん良いお年をお迎えください。Visca el Barça! Visca Catalunya!